トマス・ホッブズの名言
[1588.4.5 - 1679.12.4]
イギリスの哲学者、政治思想家。人間の自然権を重視しながらも、「万人の万人に対する闘争状態」から逃れるため社会契約により主権を譲渡して国家に主権を委ね安定を求めるべきことを説いて、絶対君主制を擁護した。これは同時に人民主権論への道を開く役割を果たすものでもあった。著書は『リヴァイアサン』『法の原理』『ビヒモス』『物体論』『人間論』『市民論』『主権論』『ホッブズの弁明/異端』等。
True and False are attributes of speech, not of things. And where speech is not, there is neither Truth nor Falsehood.
真実と誤謬は、言語の属性であって、事物の属性ではない。だから、言語のないところには、真実も誤謬もないのである。
Words are wise men's counters, they do but reckon by them: But they are the money of fools.
言葉は、賢者の計算手段だ。賢者は言葉で考えるが、愚者は言葉で金を儲けるのである。
The privilege of absurdity; to which no living creature is subject, but man only.
荒唐無稽である特権。それは、どんな生物もそれとは無縁の存在で、人間だけの特権だ。
Give an inch, he'll take an ell.
寸を与えたら、相手は尺を持っていくだろう。
Beasts that have Deliberation, must necessarily also have Will.
熟考する獣は、どうしても意志をもまた持っている必要があるのだ。
The source of every Crime, is some defect of the Understanding; or some error in Reasoning; or some sudden force of the Passions.
あらゆる犯罪の源泉は、何某かの理解の不備、あるいは推論の誤り、もしくは情熱の突然の力にある。
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